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突然ですが、「結婚したカップルの3組に1組が離婚する」ってご存知でしたか? もはや離婚は少しも珍しいことではなくなりましたよ、皆さん。

 

とはいえ「離婚は結婚の3倍労力が必要」とまで言われるように、一度結んだ関係性を終わらせるのは、本当に本当〜に、大変なことなんですよねぇ(実体験)。

幸せいっぱいな結婚と違い、できれば誰でも「離婚は避けたい」のが本音。

 

ならば、結婚生活を長続きさせる秘訣は? 以下は今後右肩下がっていく今の時代にこそおすすめしたい、5つの「命令」となっております。

 

 

1.お財布を別々にしなさい。

 

共働きのアナタは、夫婦の財布を別々にしてみては?

男女問わず、いつ勤め先が倒産しても不思議ではない時代に突入しています。いつまでも「一家の大黒柱は夫」なんて思ってませんか? チッチッチ、そんなのはどんな無能の人でも自然に出世できた「高度経済成長時代」の話。

そろそろ頭を切り替えて「夫婦二人で助け合う生活」と考えてみてください。

生活経費を折半、または収入に応じてパーセンテージを決め、毎月出し合うようにします。服飾費・交際費などは各自が自分で支払い、もちろん「夫のおこづかい制」は廃止。

家具や家電などを買う時は、お金を出し合う・欲しい方が出す・プレゼント的な位置づけ、などなどを取り決め。面倒がらずにいちいち話し合います。

出産や病気などの際も、その時の事情に応じて話し合い。

この「話し合う」ということが、何よりも大切だったりします。

少子高齢化では、この先国全体の経済発展などは到底見込めません。お互いがある程度経済的に自立し「いつ別れても大丈夫」という安心感があるほうが、ア〜ラ不思議、夫婦関係が長続きしますよ。

 

 

2.家事労働を当番制にしなさい。

 

家計を支える役目だけでなく、家事労働も当番制にしてみては?

「食事の支度→月・火・水・木は妻、金・土・日は夫」のように、先に取り決めてしまいます。「ゴミ出しは夫、洗濯は妻」という役割分担はダメ。あくまでも曜日ごとに交代する「当番制」とします。

従来のような役割分担の場合、より面倒な作業を担当している方が「あいつの方がラクしてやがる」と思いがち。同じ作業を交代で行うことで「相手の立場に立って」「相手の気持ちを感じ取る」助けとなるでありましょう。

家事の中で一番大変な食事の支度は、必ず食材の買い出しから。料理に不慣れな人に「冷蔵庫にあるものでパパッと何かつくってよね」などと、過大な期待をしてはいけません。クックパッド・料理本・テレビクッキング、などを参考に、自分で買い物に行く。すると料理を楽しむ心が育まれます。ええ、これホント。

お互いが「家事が自分でできる」という自信を持つことは、相手に対し引け目を感じたり、頼りすぎたりせずに済み、結果的に関係性が良好となるのであります。

 

 

3.一緒に寝るのをやめなさい。

 

働き盛りの夫婦なら、寝る部屋は別々にしてみては?

住宅事情にもよりますが、夫婦はなるべく別々の部屋で寝ることが望ましいです。

男女問わず寝ている時は無防備で、疲れていれば鼾もかくし、知らないうちに寝っ屁などもこいております。寝起きの姿も、お世辞にも「美しいもの」ではありませんよね。

別々の部屋で寝て、顔を合わせる時にはすでにある程度身支度した姿だけを見せ合うよう、なるべく努力いたしましょう。

するとつまらないことで相手に嫌悪感を抱いたり、喧嘩になることも少なくなります。

働き盛りを過ぎ定年間近ともなると、この限りではありません。寝ている間にうっかり息を引き取り、冷〜たくなっていたりするかも…。同じ部屋で寝起きし何気に見張っていないと、お互い明日をも知れぬ身となります。このように高齢になれば嫌でも隣で寝るのですから、早い段階から一緒に寝ないことこそが「新鮮味」を持続できる秘訣なのです。

 

 

4.異性の友人はどんどん紹介しなさい。

 

結婚後も「相手に異性の友人がいる」。このことで、ついつい抱いてしまう嫉妬心。やがて疑心暗鬼となり、離婚の原因にまで発展していませんか?

夫婦同士しか話し相手がいないと、いつしか奇妙な「夫婦だけの常識」に囚われ、しかもそのことに気づかなかったりします。そんな煮詰まった二人にとって、異性の友人は異性ならではの「客観的な見方」を示してくれる、貴重な存在。

いたずらに嫉妬心を抱かせたり、猜疑心を煽る結果にならないように「異性の友人をさっさと相手に紹介し、できれば頻繁にみんなで会う」ことが大切です。

もし異性の友人と二人だけで話した場合には、すかさず会話内容を相手に伝える習慣をつけてしまいましょう。先に「家族ぐるみのつきあい」という認識をつくっておくことですね。
お互いがいつまでもひとりの「個人」であることを、ぜひとも尊重し合いましょう。相手の異性の友人の存在を「頭から否定する」のは、避けようではありませぬか。(※浮気となると話は別)

 

 

5.夫婦間の問題については、親しくない人に相談しなさい。

 

夫婦間で問題が起きて破局寸前となった時、真っ先に親に相談していませんか? 破局の引き金になるかもしれませんので、やめておきましょう。

親は何歳になっても子を一人の人間とは見ておらず、あくまでも「私のこ・ど・も」と思っています。どうしてもアナタに贔屓し、偏った意見を言いがち。それが「夫婦にとって」良い結果になることは稀。…ということに皆さん、あまり気づいていませんよね。

同じ理由で、親しい友人に相談するのも避けたほうがベター。友人は味方になってあげたい気持ちや、友人関係を壊したくない気持ちが勝り「アナタの気分が良くなること優先」の答えばかりを出します。これはもう、公平な意見ではない、と断言いたします。

身内や仲の良い友人ではなく、感情が絡まない第三者に相談するようにいたしましょう。昨今職業として確立してきた、「離婚カウンセラー」などもおすすめです。

匿名で広く多様な意見を聞くという意味では、ネット上で相談するもよし。自分ではとんでもない大問題と思い込んでいたことが、些細なことに感じられるケースも少なくないはず。

 

 

いかがでしたか?

 

今回の「5つの命令」に共通するのは「ほどよい距離感」です。「ほどよい他人感」と言っても良いかもしれません。

「燃えるような恋愛結婚をし、3年ごとに離婚する」のがアナタの理想でしたら、何も申し上げることはございませんが。

 

付かず離れず、末長くお幸せに。