まずは何も言わずに、この動画を視聴してみてください。山梨県で活動する、あるアーティストが手がけた曲「パソコンを振り回せ」のPVです。いかがでしょうか?一度聞いたら耳から離れない、という表現がまさにピッタリな曲です。つい口ずさみたくなります。
映像の中でビジュアル風の衣装を纏い、キャッチーなメロディと共にパソコンを振り回すこの男こそ、山梨が誇るローカルアーティスト「中込」です。本名である中込名義で長年にわたり独特な楽曲を発表し続け、私を含めニッチなファンを虜にしてやみません。
この度、近年ライブの頻度が減り露出の珍しくなった中込が出演するライブ「風林火山-2016-」にお招きいただき、お話を伺うことができたのでライブ直後のインタビュー、そしてライブレポートををお送りいたします。極寒だった(2016年)1月24日の山梨。寒波を物ともせずライブハウスを熱くした男の生き様をご覧ください!
-中込さん、まずはお疲れさまでした。
ありがとうございます。
-いや〜、Bluetooth以外で再び生の中込さんの歌が聴ける日が再び来るとは思いませんでした。
はっはっはっはっは(笑)本当、ありがとうございます。ちなみに以前のライブっていつですか。
-7年前に中込さんが母校でライブをした時です。
それは大分レアというか。よく覚えてましたね。
-もう見た瞬間「ハッ、こ、これは」っという衝撃が走りましたから、忘れられません。また中込さんの曲を生で聴けるなんて感動しちゃいましたよ。
そう言ってもらえて何よりです。最近ライブの数もかなり減っちゃってるんでタイミングが合ってよかった。まぁ今ライブがやりにくい状況というか、環境になってしまったんで。やっぱり年を取ってくると、だんだんライブに時間を費やすのが難しくなってしまったんで。
-そうですよね。7年もあれば環境も変わるし、久しぶりに見て「あれ?中込さんってこんな顔だったっけ」ってなりましたもん。
(笑)もうね、プロモとか撮ってた学生時代より1●キロくらい太りましたから。
-髪型も大人しくなってるし、これはパフォーマンスのキレも期待できなくなってるかな、なんて心配しちゃいましたよ。
キレは大分落ちてます。
-はっはっはっはっは(笑)当時と比較してみたいです。
ステージ上の動きと昔の映像を比べると、今の方が無駄な動きが減ってると思います。

中込を生んだ二つの「帯」と、母校へのプレゼント
-中込さん自身もそうなんですが、初めてライブで聴いた時に印象深かったのはメロディと個性的な歌詞なんです。すごくキャッチーで、一度聞いたら口ずさめちゃう。
ありがとうございます。そんな風に受け取ってもらえるとは…(照れて閉口)。
-そこで気になるのが、中込さんが何をキッカケに音楽の道へ進んだのか、っていうところです。中込さんのルーツを知りたくて。
決定的だったのは、最初に買ったCDに感銘を受けたことですかね。小6の時に安全地帯と筋肉少女帯のCDを買ったんですよ。で、その二つのアーティストを聞いてるうちに、自分もやりたいって。
-混ぜるな危険の組み合わせですね、その二組。
おかげで音楽性が若干怪しい方向へ向かっていたのかもしれません。まったく対局というか。一応「帯」繋がりなんですけどね。自分で言うのもなんですが、特殊です。
-名前だけなら姉妹バンドみたいですけど、大分乖離してますよ。でも、そのせいか手がける楽曲のジャンルも幅広いですよね。「パソコンを振り回せ」と「RideOnFixedWay」を同じ人が作ったとは思えません。
今日ちょっとね、どちらも外してしまってすいません(笑)。
-いえいえ。そういえば聞いたところによると「パソコンを振り回せ」って母校の校歌として作ったとか。
校歌、というかイメージソングです。専門の時に作ったんです。なんも頼まれてないんですけど、勝手に作って学校側に提案しました。
-結果どうなったんですか。
まったく受け入れてもらえなかったです。そもそも要らんと、そんなもん。
-(爆笑)
学校で生徒に歌ってもらえたら嬉しかったんですけどね。無理でした。確かに「マウスぅ!」とか歌えないですよね。